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　未来の芸能マスコミがどうなるのか。そんなことを芸能関係者と話し合う機会があった。

　きっかけは、“天使すぎる”と形容されるアイドル、橋本環奈（１５）。福岡を中心に活躍するアイドルグループ「Ｒｅｖ．ｆｒｏｍ　ＤＶＬ」のメンバーだ。

　橋本はもともとＣＭや映画に出演した実績があったが、最終的に人気を盛り上げたのはネット。一挙に全国区になった。

　「昨年１１月、ネット上の映像が話題になり、仕事のオファーが相次ぎ、数カ月もしないうちにメジャーデビューだから費用対効果が抜群。プロモーション費用もほとんどかかっていないんじゃないか」

　芸能プロダクション幹部は、「要するに、どこかにいる原石がネットに磨かれるというか。原石探しがますます重視される」と見通す。

　そこで、ぜひ活用したいと、この幹部が興味津々なのが「グーグルグラス」のようなウェアラブル（着用可能な）コンピュータ、ウェアラブルデバイスだという。

　「めがねのような形をしたコンピューターは、芸能界にとっては“厄介な代物”になりますよ」と苦笑いする。

　例えばグーグルグラスを付けた芸能関係者が街を歩く。すれ違う女性の容姿の映像を違う場所で目利きのプロが見て、「その子をスカウトするように！」とスカウトマンを遠隔操作できる。

　さらにＩＴジャーナリストは厄介な将来像を予想する。

　「めがねをかけようが、マスクを使用しようが、あらかじめ登録された芸能人の顔に一致するかどうか判断してくれるようなソフトが搭載されれば、道を歩いているだけで芸能人がどこにいるか分かってしまう。探す手間はなく、見逃すこともない」

　指名手配犯を捕まえるなら絶好の手だが、それがタレント探しに及ぶと話は変わって来る。

　そんな将来の芸能界は、決して夢物語ではなく、あっという間に迫る。ウェアラブルコンピュータの普及によって芸能メディアがどう変わるのか。注視したい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140317-00000002-ykf-ent
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