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情報処理の礎、神戸大に 所蔵の装置は貴重な国産初期機

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 神戸大学経済経営研究所の経営機械化展示室(神戸市灘区)が所蔵する情報処理装置が、コンピューター登場前の1943年、神戸で開発された国産最初期のパンチカードシステム(PCS)機器であることが分かった。現存する唯一の国産機で、情報処理学会は「貴重な歴史的機器」として同展示室を「分散コンピュータ博物館」に認定。スーパーコンピューター「京(けい)」を擁する神戸は、戦時中から情報処理の先端にあったようだ。(武藤邦生)


 同展示室はPCSのデータ入力装置である「穿孔(せんこう)機」やデータ集計をする「分類機」などを所蔵。詳細を確認するため昨年、同学会に調査を依頼した。

 日本では戦前、米国製のPCS機器が用いられたが、太平洋戦争で輸入が停止。軍事面などの必要性から、神戸に工場があった鐘淵実業(現クラシエホールディングス)、神戸製鋼、東芝の3社が国内開発に乗り出した。開発を指導したのが、同研究所の前身「神戸商業大学経営計算研究室」を主宰する平井泰太郎教授だった。

 同研究所などが管理する「鐘紡資料」の中にも関連文書が見つかり、分類機は43年の鐘淵実業製と判明。2台の穿孔機も国産と分かった。国産機の多くは空襲や廃棄で失われたとみられ、ほかに確認されていないという。

 調査に当たった国立科学博物館の山田昭彦主任調査員(コンピューター史)は「戦争の中、必死に国産化を目指したことが分かる。よく残っていた」と驚く。日本大の宇田理(おさむ)准教授(同)も「日本が情報処理技術をいかに育んできたのか、通史を探る上で契機となる」と話す。

 同展示室はほかにも戦中、戦後の機器類を所蔵しており、同研究所の上東貴志教授は「今後も新たな発見の可能性がある」と期待する。

 展示室の見学は予約制。無料。同研究所TEL078・803・7270

      ◇      ◇

 【パンチカードシステム】1880年代に米国で開発された電気機械式のデータ処理システム。カードに穴を開けてデータを記録し、分類機や計算機で情報処理する。日本では戦前、官庁や大手生命保険会社などが輸入機を利用していた。国産化は終戦とともに終わり、戦後は再び輸入機を利用。コンピューターの普及が始まる1960年代まで、給与計算や生産管理などに使われた。

 【分散コンピュータ博物館】情報処理技術に関する貴重な資料を保管・公開する施設を、情報処理学会が認定する。2009年に制度を設け順次、施設を追加。現在は8カ所が認定されている。兵庫県内では、ほかに神戸・ポートアイランドの計算科学振興財団高度計算科学研究支援センター展示コーナーがある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140324-00000001-kobenext-sctch
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