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　富士通は２４日、横浜市内のホテルで定時株主総会を開いた。２０１３年３月期の期末配当や、１４年３月期の中間配当の見送りを受け、株主から復配を求める声が相次ぎ、山本正已社長は「１４年３月期末に配当をしたいが、努力目標としたい」と説明した。

　パナソニックと合意したシステムＬＳＩ（大規模集積回路）事業の共同出資会社について、肥塚雅博副会長は「グローバルに競争力を持って成長発展できるか協議を重ねている」と述べた。三重工場（三重県桑名市）の一部ライン売却などを含む半導体事業の構造改革の進捗（しんちょく）に対しては「しばらく時間をいただきたい」と理解を求めた。

　株主総会には１９３９人（過去最高は２０１０年の１９４７人）が参加。取締役と監査役の選任決議は賛成多数で可決した。

　一方、ＮＥＣも同日、東京都港区内のホテルで定時株主総会を開催。成長に向けたＮＥＣの強みを問われた遠藤信博社長は「ネットワークとＩＴ、コンピューターの会社だ」と述べ、情報通信技術（ＩＣＴ）を活用した社会インフラやサービス事業に注力することを示した。

　中国・聯想（レノボ）グループと事業統合を模索する携帯電話事業については「早い時期に方向感をつけたい」と述べた。

　株主総会には、過去最高となる２２４４人が出席。取締役と監査役の選任は賛成多数で可決した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130624-00000010-fsi-bus_all
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