＜次世代電気自動車＞４輪にモーター「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ」 産官学協同で「発車」／岡山
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タイヤのホイールに搭載した新開発のモーターで４輪を駆動させる電気自動車「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ（オーベック・ワン）」が２日、北区芳賀のテクノサポート岡山で披露された。県内企業１６社、岡山理科大などの技術力を結集した次世代の電気自動車で、培った新技術、開発力で新たな自動車産業の拡大が期待されている。
「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ」は県と県産業振興財団が２０１１年度に設けた「おかやま次世代自動車技術研究開発センター（ＯＶＥＣ）」を拠点に自動車部品メーカー、コンピューター関連ソフト会社、船舶推進機器会社などが参加して、研究開発を進めた。
市販車の三菱ギャラン フォルティスをベースにした試作第１号の「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ」は道路運送車両法に基づく保安基準をパスしてナンバープレートの交付を受けた。特徴は岡山理科大と共同開発したホイール内に直径３５７ミリ、幅９８ミリのモーター（最大出力４５キロワット）を取り付け、４輪独立駆動（同１８０キロワット）で走行する。
またモーターの磁石は希少金属のディスプロシウムの含有量をゼロにし、国がメーカーなどに求めている希少金属の削減を達成。ディスプロシウムを含まないモーターの実用化は世界で初めてという。リチウムイオン電池を車体底部の３カ所に分散して搭載し、最高速度は時速１６０キロ、１度の充電で３００キロの走行を目指している。
吉田寛・同センター長は「試作車には研究開発に参加した各企業の高い技術が随所に蓄積されています。さらに高性能電池の開発などに取り組みたい。環境問題などを考えると電気自動車の将来性は高い」と話していた。【小園長治】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130704-00000006-maiall-soci
※この記事の著作権は配信元に帰属します。
ＦＩＳＨＥＲＭＡＮ’Ｓ ＢＡＧ
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タイヤのホイールに搭載した新開発のモーターで４輪を駆動させる電気自動車「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ（オーベック・ワン）」が２日、北区芳賀のテクノサポート岡山で披露された。県内企業１６社、岡山理科大などの技術力を結集した次世代の電気自動車で、培った新技術、開発力で新たな自動車産業の拡大が期待されている。
「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ」は県と県産業振興財団が２０１１年度に設けた「おかやま次世代自動車技術研究開発センター（ＯＶＥＣ）」を拠点に自動車部品メーカー、コンピューター関連ソフト会社、船舶推進機器会社などが参加して、研究開発を進めた。
市販車の三菱ギャラン フォルティスをベースにした試作第１号の「ＯＶＥＣ−ＯＮＥ」は道路運送車両法に基づく保安基準をパスしてナンバープレートの交付を受けた。特徴は岡山理科大と共同開発したホイール内に直径３５７ミリ、幅９８ミリのモーター（最大出力４５キロワット）を取り付け、４輪独立駆動（同１８０キロワット）で走行する。
またモーターの磁石は希少金属のディスプロシウムの含有量をゼロにし、国がメーカーなどに求めている希少金属の削減を達成。ディスプロシウムを含まないモーターの実用化は世界で初めてという。リチウムイオン電池を車体底部の３カ所に分散して搭載し、最高速度は時速１６０キロ、１度の充電で３００キロの走行を目指している。
吉田寛・同センター長は「試作車には研究開発に参加した各企業の高い技術が随所に蓄積されています。さらに高性能電池の開発などに取り組みたい。環境問題などを考えると電気自動車の将来性は高い」と話していた。【小園長治】
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