大きく、ぶ厚く、重く、そしてファンもガンガン回る……しかし性能は圧倒的だ!! 究極のゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i1100」
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「それはノートPCというにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして速すぎた」——思わずそんなことをつぶやかずにはいられないゲーミングノートPCがマウスコンピューターから登場した。
最近精力的にゲーム大会をスポンサードし、数多くのPCゲームファンから高い支持を得ているゲーミングPCブランド「G-Tune」。そのフラッグシップ機として加わった「NEXTGEAR-NOTE i1100」は、大画面の17.3型フルHD液晶ディスプレイを搭載する巨大なボディに、Haswell世代のCPUとNVIDIA最新ハイエンドGPU「GeForce GTX 780M」を2基実装することで、圧倒的な3D性能を実現した超ド級のゲーミングノートPCだ。
基本構成として5モデルをラインアップし、GPU以外のスペックは柔軟なBTOカスタマイズにも対応する。最もベーシックな構成の「NEXTGEAR-NOTE i1100BA1」は26万9850円から購入できるが、最新最速のCPUとGPUに32GバイトのメモリとSSDでRAIDを組んだカスタムモデルは、43万9950円と価格も規格外。ここでは、Core i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz)に、16Gバイトメモリと128GバイトSSD+1TバイトHDDを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i1100SA1」(シルバーモデル)を入手したのでレビューしていこう。高い性能でまとめつつ、価格は29万9880円と30万円を切っているが魅力だ。
まずは外観を見ていこう。ボディはブラック1色で統一され、天板側にG-Tuneロゴが入ったしたシンプルなデザインだ。天板とパームレストはマット調の塗装が施され、メタルフレームのキーボード回りはかすかにヘアラインが入っている。いかにも“質実剛健”といった出で立ちだが、電源を投入すると電源ボタンに埋め込まれた白色LEDが光り、イルミネーションキーボードも点灯するので、野暮ったい印象はない。直線を基調としたフォルムや、排気口回りのシルバーパーツがステルス戦闘機を連想させる。1つ確実に言えるのは、このマシンをオフィスの机に置くと、異様な存在感を放つということだ。
本体サイズは419(幅)×293(奥行き)×39.3〜49.7(高さ)ミリ、重量は約4.4キロ。単純に、1キロを切る薄型Ultrabookを4台重ねて持ち歩くのと同じ、と考えてもそれほど間違っているわけではない。それどころか、ACアダプタだけでも98(幅)×197(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量は1422グラムあり、それだけでモバイルノートPCの重さ1台分に匹敵してしまう。公称で約2.66時間のバッテリー駆動が可能となっているが、本体とACアダプタをあわせて6キロ弱の重量になることを考えると、簡易UPSとして考えるほうが妥当だ。
●デスクトップのリプレースに十分な大画面液晶と豊富なインタフェース
17.3型ワイドのフルHD液晶ディスプレイ(1920×1080ドット)は、非光沢パネルを採用している。外光の反射や映り込みが抑えられており、ゲームはもちろん、長時間仕事で使うのにも適している。視野角は上下が狭く色が反転しやすいが、輝度は十分に高い印象だ。ただ、淡い色を全画面で表示すると、評価機は画面右側にかけてやや輝度ムラが見られた。
キーボードは10キー付きの日本語105キーボードを搭載し、キーピッチは17ミリ、キーストロークは1.5ミリ。本体サイズに比べてEnterキーがやや狭い印象を受けるが、キートップを凸型の形状にすることでミスタイプをしづらくしている。タイピング音は静かな部類だ。シングルGPUモデルの「NEXTGEAR-NOTE i980BA1」と同じく、FPSゲームで多用するA/S/D/Wキーに進行方向の矢印がプリントされているほか、おなじみのイルミネーション機能も備え、ユーザーの好みに合わせて光の色をカスタマイズできる。
タッチパッドは、左右のクリックボタンを一体化している(パッド全体をクリックできるが、パッドの奥側は沈み込まない)。入力域は108(横)×78(縦)ミリと広く、シナプティクスのドライバによって、ズームや回転、2本指を使った上下/左右スクロールなど一通りの機能は利用できる。ただ、パッドとパームレストのわずかな段差で、チャームを呼び出す操作(パッド右の外から内側へ指をスワイプ)がうまくいかないこともあった。
このほか、キーボード面に2つのスピーカー、本体底面にサブウーファを備え、クリエイティブの「Sound Blaster X-Fi MB3」を搭載するなど、ノートPCとしては充実したオーディオ再生環境を搭載する点も見逃せない。基本的にPCゲームはヘッドフォンを使う、という人が多いと思われるが、内蔵スピーカーでも音が割れにくく低音も再現できる。
インタフェースは、左側面にSDメモリーカード(SDXC対応)/メモリースティック(Pro Duo対応)のメモリーカードスロットとギガビットLAN、ヘッドフォンやマイク、ライン出力、光デジタル音声出力といった音声関連端子を並べ、右側面に2基のUSB 3.0、USB 2.0/eSATA兼用ポート、Thunderbolt、DVDマルチドライブを搭載。背面にも2基のUSB 3.0とHDMI出力を備えた充実の構成だ。特に同社としては初めてThunderboltを搭載しており、Mini DisplayPortとして利用できるほか、将来的に高速な外部機器との接続にも期待が持てる。このほか、液晶ディスプレイの上部に200万画素のWebカメラ、右パームレストに指紋センサーも装備している。
→マウスコンピューター公式サイトで「NEXTGEAR-NOTE i1100」シリーズをチェックする
●超ド級のゲーミングパフォーマンス
評価機(NEXTGEAR-NOTE i1100SA1)のスペックをおさらいすると、CPUがCore i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz)、メモリが16Gバイト(DDR3L)、128GバイトSSD+1TバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、そしてグラフィックスにGeForce GTX 780M(グラフィックスメモリ4Gバイト)×2基でSLIを組んだ構成だ。OSは64ビット版のWindows 8。今回は同じくG-Tuneから、GeForce GTX 780Mをシングルで搭載する「NEXTGEAR-NOTE i980BA1」を比較対象として並べている。
まずはWindows 8のWindowsエクスペリエンスインデックスを見ていこう。個別に見ると、CPUとメモリが7.9、グラフィックスはともに8.2、プライマリハードディスクが8.1と、非常に高いスコアでまとまっている。最高性能を追求したゲーミングノートPCなので当たり前といえば当たり前なのだが、Windows 8の操作レスポンスに不満を感じることはまったくない。
CrystalDiskMarkではシステムドライブとなっているmSATA SSDの性能をチェックした。mSATAながらSerial ATA 6Gbpsに対応しており、まずまずのスコア。2.5インチSSDに比べるとライト速度はやや不満だが、ゲームが主用途であれば、このくらいの速度を確保できていれば問題はないだろう。BTOオプションでは、256Gバイトの2.5インチSATA SSDを2基使ったRAID 0も用意されているので、究極の性能を求めるのであればそちらを検討するのもいいかもしれない(ただし非常に高価だ)。
主要なベンチマークテストとして、システムの総合性能を測るPCMark 7と、3D系ベンチマークの3DMark、3DMark 11、3DMark Vantageを実行した。
結果は以下の通りで、ノートPC最高クラスのスコアをたたき出し、特に3D系ベンチではハイエンドゲーミングノートPCであるNEXTGEAR-NOTE i980BA1を軽く超える性能を見せつけた。具体的に、3DMarkのGraphicsでは、Ice Stormが約2.5倍、Cloud Gateが約1.9倍、Fire Strikeでも約1.9倍のスコアをたたき出している。SLIが効果を発揮するPCゲームタイトルであれば、究極のゲーム体験を満喫できるはずだ。
ちなみに、3DMarkベンチ中は3基のファンが高速で回転し、やや騒がしいオフィスでもファンノイズがはっきりと聞こえるまでに増大する。ゲームプレイ時はヘッドフォンを装着するほうがいいかもしれない。
まさに圧倒的な性能である。見た目は大きく、ぶ厚く、重いが、何よりもまず性能を追求したいというPCゲーマーであれば、それらはささいなことに過ぎない。最新かつ最高峰のパーツを詰め込み、PCゲームはもちろん、ビデオ編集やCADといった業務マシンとしても、これまでのノートPCとは一線を画す快適さを提供してくれるのは間違いない。
評価機の構成でも29万9800円とやや値は張るものの、NEXTGEAR-NOTE i1100が持つ規格外の性能は、その価格に十分見合うものだ。
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000075-zdn_pc-prod
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最近精力的にゲーム大会をスポンサードし、数多くのPCゲームファンから高い支持を得ているゲーミングPCブランド「G-Tune」。そのフラッグシップ機として加わった「NEXTGEAR-NOTE i1100」は、大画面の17.3型フルHD液晶ディスプレイを搭載する巨大なボディに、Haswell世代のCPUとNVIDIA最新ハイエンドGPU「GeForce GTX 780M」を2基実装することで、圧倒的な3D性能を実現した超ド級のゲーミングノートPCだ。
基本構成として5モデルをラインアップし、GPU以外のスペックは柔軟なBTOカスタマイズにも対応する。最もベーシックな構成の「NEXTGEAR-NOTE i1100BA1」は26万9850円から購入できるが、最新最速のCPUとGPUに32GバイトのメモリとSSDでRAIDを組んだカスタムモデルは、43万9950円と価格も規格外。ここでは、Core i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz)に、16Gバイトメモリと128GバイトSSD+1TバイトHDDを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i1100SA1」(シルバーモデル)を入手したのでレビューしていこう。高い性能でまとめつつ、価格は29万9880円と30万円を切っているが魅力だ。
まずは外観を見ていこう。ボディはブラック1色で統一され、天板側にG-Tuneロゴが入ったしたシンプルなデザインだ。天板とパームレストはマット調の塗装が施され、メタルフレームのキーボード回りはかすかにヘアラインが入っている。いかにも“質実剛健”といった出で立ちだが、電源を投入すると電源ボタンに埋め込まれた白色LEDが光り、イルミネーションキーボードも点灯するので、野暮ったい印象はない。直線を基調としたフォルムや、排気口回りのシルバーパーツがステルス戦闘機を連想させる。1つ確実に言えるのは、このマシンをオフィスの机に置くと、異様な存在感を放つということだ。
本体サイズは419(幅)×293(奥行き)×39.3〜49.7(高さ)ミリ、重量は約4.4キロ。単純に、1キロを切る薄型Ultrabookを4台重ねて持ち歩くのと同じ、と考えてもそれほど間違っているわけではない。それどころか、ACアダプタだけでも98(幅)×197(奥行き)×43(高さ)ミリ、重量は1422グラムあり、それだけでモバイルノートPCの重さ1台分に匹敵してしまう。公称で約2.66時間のバッテリー駆動が可能となっているが、本体とACアダプタをあわせて6キロ弱の重量になることを考えると、簡易UPSとして考えるほうが妥当だ。
●デスクトップのリプレースに十分な大画面液晶と豊富なインタフェース
17.3型ワイドのフルHD液晶ディスプレイ(1920×1080ドット)は、非光沢パネルを採用している。外光の反射や映り込みが抑えられており、ゲームはもちろん、長時間仕事で使うのにも適している。視野角は上下が狭く色が反転しやすいが、輝度は十分に高い印象だ。ただ、淡い色を全画面で表示すると、評価機は画面右側にかけてやや輝度ムラが見られた。
キーボードは10キー付きの日本語105キーボードを搭載し、キーピッチは17ミリ、キーストロークは1.5ミリ。本体サイズに比べてEnterキーがやや狭い印象を受けるが、キートップを凸型の形状にすることでミスタイプをしづらくしている。タイピング音は静かな部類だ。シングルGPUモデルの「NEXTGEAR-NOTE i980BA1」と同じく、FPSゲームで多用するA/S/D/Wキーに進行方向の矢印がプリントされているほか、おなじみのイルミネーション機能も備え、ユーザーの好みに合わせて光の色をカスタマイズできる。
タッチパッドは、左右のクリックボタンを一体化している(パッド全体をクリックできるが、パッドの奥側は沈み込まない)。入力域は108(横)×78(縦)ミリと広く、シナプティクスのドライバによって、ズームや回転、2本指を使った上下/左右スクロールなど一通りの機能は利用できる。ただ、パッドとパームレストのわずかな段差で、チャームを呼び出す操作(パッド右の外から内側へ指をスワイプ)がうまくいかないこともあった。
このほか、キーボード面に2つのスピーカー、本体底面にサブウーファを備え、クリエイティブの「Sound Blaster X-Fi MB3」を搭載するなど、ノートPCとしては充実したオーディオ再生環境を搭載する点も見逃せない。基本的にPCゲームはヘッドフォンを使う、という人が多いと思われるが、内蔵スピーカーでも音が割れにくく低音も再現できる。
インタフェースは、左側面にSDメモリーカード(SDXC対応)/メモリースティック(Pro Duo対応)のメモリーカードスロットとギガビットLAN、ヘッドフォンやマイク、ライン出力、光デジタル音声出力といった音声関連端子を並べ、右側面に2基のUSB 3.0、USB 2.0/eSATA兼用ポート、Thunderbolt、DVDマルチドライブを搭載。背面にも2基のUSB 3.0とHDMI出力を備えた充実の構成だ。特に同社としては初めてThunderboltを搭載しており、Mini DisplayPortとして利用できるほか、将来的に高速な外部機器との接続にも期待が持てる。このほか、液晶ディスプレイの上部に200万画素のWebカメラ、右パームレストに指紋センサーも装備している。
→マウスコンピューター公式サイトで「NEXTGEAR-NOTE i1100」シリーズをチェックする
●超ド級のゲーミングパフォーマンス
評価機(NEXTGEAR-NOTE i1100SA1)のスペックをおさらいすると、CPUがCore i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz)、メモリが16Gバイト(DDR3L)、128GバイトSSD+1TバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブ、そしてグラフィックスにGeForce GTX 780M(グラフィックスメモリ4Gバイト)×2基でSLIを組んだ構成だ。OSは64ビット版のWindows 8。今回は同じくG-Tuneから、GeForce GTX 780Mをシングルで搭載する「NEXTGEAR-NOTE i980BA1」を比較対象として並べている。
まずはWindows 8のWindowsエクスペリエンスインデックスを見ていこう。個別に見ると、CPUとメモリが7.9、グラフィックスはともに8.2、プライマリハードディスクが8.1と、非常に高いスコアでまとまっている。最高性能を追求したゲーミングノートPCなので当たり前といえば当たり前なのだが、Windows 8の操作レスポンスに不満を感じることはまったくない。
CrystalDiskMarkではシステムドライブとなっているmSATA SSDの性能をチェックした。mSATAながらSerial ATA 6Gbpsに対応しており、まずまずのスコア。2.5インチSSDに比べるとライト速度はやや不満だが、ゲームが主用途であれば、このくらいの速度を確保できていれば問題はないだろう。BTOオプションでは、256Gバイトの2.5インチSATA SSDを2基使ったRAID 0も用意されているので、究極の性能を求めるのであればそちらを検討するのもいいかもしれない(ただし非常に高価だ)。
主要なベンチマークテストとして、システムの総合性能を測るPCMark 7と、3D系ベンチマークの3DMark、3DMark 11、3DMark Vantageを実行した。
結果は以下の通りで、ノートPC最高クラスのスコアをたたき出し、特に3D系ベンチではハイエンドゲーミングノートPCであるNEXTGEAR-NOTE i980BA1を軽く超える性能を見せつけた。具体的に、3DMarkのGraphicsでは、Ice Stormが約2.5倍、Cloud Gateが約1.9倍、Fire Strikeでも約1.9倍のスコアをたたき出している。SLIが効果を発揮するPCゲームタイトルであれば、究極のゲーム体験を満喫できるはずだ。
ちなみに、3DMarkベンチ中は3基のファンが高速で回転し、やや騒がしいオフィスでもファンノイズがはっきりと聞こえるまでに増大する。ゲームプレイ時はヘッドフォンを装着するほうがいいかもしれない。
まさに圧倒的な性能である。見た目は大きく、ぶ厚く、重いが、何よりもまず性能を追求したいというPCゲーマーであれば、それらはささいなことに過ぎない。最新かつ最高峰のパーツを詰め込み、PCゲームはもちろん、ビデオ編集やCADといった業務マシンとしても、これまでのノートPCとは一線を画す快適さを提供してくれるのは間違いない。
評価機の構成でも29万9800円とやや値は張るものの、NEXTGEAR-NOTE i1100が持つ規格外の性能は、その価格に十分見合うものだ。
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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