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　9日の東京都知事選投開票が1週間後に迫った2日、安倍晋三首相（自民党総裁）と公明党の山口那津男代表が銀座の繁華街で街頭演説し、両党が支援する舛添要一氏の応援に初参戦した。この後、同じ場所で細川護熙氏を推す小泉純一郎元首相も演説し、安倍、小泉両氏の「師弟対決」が時間差で繰り広げられた。
　最初にマイクを握った山口氏は「東京の抱える課題はたくさんある。シングルイシューで争うのは都民が不幸になる」と述べ、「脱原発」を主要争点に掲げる細川、小泉両氏を批判。続いて首相は「東京の良さを引き出し、国際競争に打ち勝てる候補は舛添さんしかいない」と訴えた。
　これに対し、小泉氏は「原発ゼロで東京を発展させることができる。自然に無限にある資源をエネルギーに変えて国造りを始める大きなきっかけになる」と持論を展開した。
　自民党は当初、首相を選挙戦に投入することには慎重だった。ここへきて首相を前面に立てたのは、報道各社の世論調査で舛添氏の優勢が伝えられたことが決め手になったようだ。ただ、首相は原発政策には触れず、脱原発をめぐり細川陣営と真正面から論争するのを避けた。一方の小泉氏も、安倍政権に対する批判めいた発言は控えた。
　共産党とともに宇都宮健児氏を支援する社民党はこの日、福島瑞穂副党首が上野で街頭演説。田母神俊雄氏は自公の演説場所近くに現れ、歩行者天国で通行人と握手するなどして浸透を図った。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140202-00000048-jij-pol
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