イチロー歓迎の「チャレンジ」制度、サッカーにも導入すべきだ
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朝の中継をご覧になっている方はお気づきだろうが、今季から米大リーグでは新ルール「チャレンジ」(インスタント・リプレイ)が採用されている。
簡単にいえば「ビデオ判定請求権」で、アウトセーフやフェアファウルなどで審判の判定に不服がある場合、監督が審判に掛け合って権利の行使を要求する。1試合1回の権利だが、見事判定が覆ったらもう1度請求できるという、それ自体がゲーム性のある制度だ。
アウトセーフの判定で揉めるのは俊足ランナーの宿命だから、日本人選手ではヤンキース・イチローが4回ともっとも多く対象になっている(4月末まで)。内野ゴロで一塁に駆け込み、アウトの判定に「チャレンジ」、見事セーフを勝ち取ったのが3回。逆に二盗を試みてセーフになったものの、相手チームの「チャレンジ」でアウトになったのが1回。“勝率”7割5分の好成績だ。
ただ、この逆転劇、いかに不利な判定を過去、そして今も受け続けているかという証左でもある。実際、過去に「外国人選手(である自分)に対するアンパイアの不利な判定」に憤るイチローの発言を耳にした日本の球界関係者は数多く、あるオリックス関係者はそのさまを「爆発寸前」と表現して心配していたほどだ。
そんなイチローにとって審判の“主観”を排したビデオ判定と、それを正当に要求する権利の確立がどれほど待ち望んだものか。唯一アウト判定に覆された4月20日のレイズ戦後も「(チャレンジを支持する?)そりゃそうですよ」と全面肯定している。
■フェアネスの体現
ビデオ判定の「チャレンジ方式」は1976年の米フットボールリーグ、NFLで始まった。
ベースボールが米国の国民的娯楽(ナショナル・パスタイム)なら、米国で生まれ、人気ナンバーワンのアメフットはまさに国技。彼の国の価値観である「フェアと正義」を体現しており、試合中にあるチームの無線が故障したら、相手チームの無線機もその時間、使用を中止させるといった措置がなされるほど、その姿勢は徹底している。審判の判定にも忠実であることが基本だ。
一方で、どうしても受け入れがたい判定に対し、正式な抗議権を与えるというのも「訴訟社会」アメリカならではの正義感か。「チャレンジ」に失敗するとチームのタイムアウト権が1回失われるという代償があるのもわかりやすい。
その後、「チャレンジ」は全米オープンに皮切りにテニスの4大大会に波及。スポーツシーンで日本人の耳に「チャレンジ」という言葉が入ってきたのは2007年ウインブルドンあたりか。観客の手拍子の中、CG(コンピューターグラフィック)でラインぎりぎりのサーブやショットの球跡が再現された画面をご覧になった方も多いはずだ。
ビデオ判定自体は多くのスポーツで広く普及しており、メジャーリーグが遅ればせながら採用したことで「チャレンジ」もどんどん広がっていくだろう。メジャーの忠実なフォロアーである日本プロ野球でも、早ければ来季には見られるのではないかと思われる。
■最後の牙城
ユニホームをまくり上げてシャツに書かれたメッセージを示すことを全面禁止する−。こんな決定が下された、競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)の今年3月の年次総会では、年々要望が高まっているビデオ判定の活用についても議題に挙げられていた。
ただし、外電によると当日の会議で結論を出すつもりはなかったようだ。だいたい評議会は国際サッカー連盟(FIFA)が半数の票を持ち、FIFAのブラッター会長らは一貫してビデオ判定の活用に反対の立場を取っているのだから、議決されようがない。
「試合の流れを止めてしまう」「審判は人間の目で行われるもの」というのがビデオ判定を否定する理由だそうで、過去には、審判の判定と反する映像を繰り返し再生することの自粛をテレビ局に求めるという、リプレイ自体を否定する声明を出したほどだ。
サッカー関係者はビデオ判定の難しさについて「1点の重みが格段に大きいため、得失点直前のプレーをビデオ判定され、たびたびひっくり返ったりでもしたら『八百長』だの『買収』だのと収拾がつかなくなるからだろう」と話す。
たとえば、1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会におけるマラドーナの「神の手」にチャレンジが行われていたら。2002年W杯日韓大会の韓国−スペイン戦で、オンラインからのクロスを「ラインを割った」と判断され、無効にされた決勝ゴール(ロイター通信選定の日韓大会ワースト判定)が、スペインのチャレンジで認められていたら…。確かに大混乱は必至だ。
それでも…あえて記す。ことスポーツに関して明快さ、公正さを求める日本人にとって、「チャレンジ」は性に合っている。Jリーグも過去、サッカーの重要な要素である引き分けのあいまいさを排そうと『ゴールデンゴール方式』(1993−2004年)を採用、FIFAに一時導入させた実績がある。
「マリーシア(ずるかしこさ)が足りない」などとサッカーの民に馬鹿にされたら、「そのインチキ、アウト」とチャレンジで返す。FIFAも1カ月後のW杯ブラジル大会ではボールがゴールしたかどうかに限ってビデオ判定を導入した。「これも時代の流れ」と、日本はまずはローカルルールでの採用を検討してはいかが。(市坪和博)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140503-00000569-san-socc
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鶴瓶「“間”がすごい」と絶賛 演技派・高梨臨の意外な趣味
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1日、映画「わたしのハワイの歩きかた」に出演した榮倉奈々(26)と高梨臨(25)が公開記念イベントに出席。旅のコーディネート役を務めるハワイ在住の茜を演じた高梨だが、自身は撮影時がハワイ初体験。「映画とは逆なんです……。何にもしない日もあったり、1カ月もぜいたくなハワイを満喫しました」と話し、やってみたかったというスカイダイビングに現地で初挑戦。「最高でした! 最初は空だけ見えるんですが、降りていくとハワイの景色を優雅に見られた」と大興奮。一方、榮倉は高梨に誘われたにもかかわらず、「私はビビリでお断りしました」と明かしていた。
高梨の度胸は演技でも存分に発揮されている。台本なしのぶっつけ本番で即興ドラマを演じるバラエティー「鶴瓶のスジナシ!」(TBS系)では、初対面とは思えない演技に、笑福亭鶴瓶(62)が「こいつホンマにすごいわ! “間”が。しっかり噛みしめて次のボールを投げてくる」と大絶賛。
もともとは原宿でスカウトされ、アイドルグループに所属したりタレント業をやったりと、女優としての経験値は低かった。しかし、映画「今日、恋をはじめます」(12年)やドラマ「カラマーゾフの兄弟」(13年=フジテレビ系)でじわじわとその演技力が注目されるように。放送中のNHK朝ドラ「花子とアン」では、吉高由里子(25)演じる花子が女学校で一番最初に友人となる社長令嬢・醍醐亜矢子役を熱演している。アイドル評論家の北川昌弘氏はこう言う。
「10代で新人として派手に売り出すというよりも、アイドル活動などを経験してから徐々に女優として力をつけてきた。ドラマや映画でも、主役をはるというよりは脇を固めてきたタイプです。それでも演技力があるので、確実に需要がある。去年は深夜ドラマ『放課後グルーヴ』で元ヤンキーの体育教師役で主演を務めたり、今回の映画でも主役級。これからますます演技力を磨いて、脇からセンターまで活躍の場を広げていくと思います」
書道5段、携帯電話の待ち受け画面を羽生善治(43)にし、プロ棋士VS.コンピューターの「電王戦」にゲスト出演するほどの将棋好きという意外な素顔も。芸能界で「王位」を取る日は近い?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140503-00000008-nkgendai-ent
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